真夏の馬鹿は人を学歴で判断する

＜真夏の馬鹿その１＞

目覚ましが鳴って８時に起床。珍しく夢もみずによく眠っていたけど、睡眠時間が足りなかったのか、頭がすごくボーッとして身体がダルった。１時間かけてのろのろと支度をして９時ちょっと過ぎに家をでる。そのまま徒歩３０秒くらいの距離にあるバス停に向かって職場に向かういつものバスに乗った。２０分くらいバスに揺られると職場の近くのバス停につくのだが、そのいつも降りるバス停の一つ前のバス停でふと時計が目に入った。

(あれ・・・９時半・・・？え・・・なんで・・・えっと・・・・・・)

状況を把握するのに少し時間がかかったけど、自分の思っていた時間と実際の時間が１時間ズレてるのにその時、気づいた。

アラームの時間を変えるの忘れてていつも通りに８時にアラームが鳴って、それをアラームの時間を変えてなかったことすら忘れていて、てっきり９時にアラームが鳴ったと思い込んだ時からわたしの中と現実世界に１時間の誤差が生じてしまった。

クソが～アラーム止めるときに気づいてたらあと１時間寝れたじゃん！ってバスの中ですごいイライラした。自分に。アラーム止めるときなんか、確実に時間が目に入ってるはずなのに、その時以外でも何回も何回も時計見てるはずなのに、なんならとくダネみながら支度してたわけだから、画面の左下だか左上だかに常に時間でてたはずなのにそれでどうして気づかないのかなぁこの馬鹿ほんと気持ち悪い。

＜真夏の馬鹿その２＞

もうほとんど職場まで来てしまっていたので、しかたなく職場の近くに唯一あるカフェで時間潰すことにした。

雨が止んだばっかりで蒸し暑かったから久々に炭酸でも飲んでみようかな～っておもって３５０円のコーラを頼んだ。

ほんとに久々に炭酸飲んだから、炭酸の飲み方を完全に忘れてしまっていて、１時間かけても３分の１くらいしか飲めなかった。コーラ、３５０円もしたのに、すごい無駄した。いつも通りでミルクティを頼めばよかったのにほんと馬鹿。まじで馬鹿。

そんな感じで８月初日から馬鹿丸出しでした。馬も鹿も全力疾走です。馬鹿まっしぐらです。

８月はわたしが一人で教室任される時間がすっごい増えるのでほんとに嫌です。今日も午後から初回の生徒さんがいて、その人のカルテ（生徒さんの年齢とか職業とかいろいろ書いてある）みたら「○○大学」ってこの地方では超有名な私立大学の名前が書いてあった。そんなめっちゃめちゃ頭言い訳じゃないけど、勉強できる人とか勉強が好きな人じゃないと入れない大学。あとお金持ちの家の人じゃないと入れない。

その大学名みただけで「うわぁ。教えるの嫌だな」って心底おもった。

だって、勉強できる人って、勉強できない馬鹿のこと見下すじゃん。わたしが教えても『はい。そんなのあなたに教わらなくてもわたしはわかりますけど？なにか？』みたいな態度とってくるんだどうせ～ひえ～嫌だわ～

ってギリギリまでほんとすっごいドキドキしてたっていうかビビってたんだけど、

すごいいい子だった。

頭いいから一回教えたことはすぐ覚えるし、返事もハキハキしてて、わたしが「ここはこうですよ」って教えると「なるほどっ」って言ってくれたり、「ここ間違ってますよ～ここはこうですよ～」っていうと、そのミス事体ケアレスミスだったんだけど「あ、ほんとだ。だはは」って笑い方がちょっと頭良くない感じなのがすごい好印象だった。

わたしの心の９割くらいはもう既に学歴コンプレックスという名の害虫に蝕まれているのでもうほんとどうしようもないんですけど、それ故に『勉強できる奴はプライド高くて性格ひんまがってる』っていう偏見を持ってしまっている 自分が一番性格ひんまがってるっていうのものも今日身をもって実感した。学歴コンプレックスに負けない強い精神がほしい。

人を学歴で判断するのいくない、絶対。馬鹿は学んだ。

＜おまけで真夏の馬鹿その３＞

家に帰ったら、玄関のすぐ隣にある部屋から「おかえり～」って妹の声がした。部屋を覗くと妹が寝てて「風邪ひいたねん」としにそうな顔でつぶやいた。

「まじで！うつして風邪！ねえ、うつして！！！」ってズイズイ近寄ったら「明日な、キャンプ行く予定だったねん。キャンプ。２泊３日で。でも熱でたから行けなくなった」って昔のアイフルのCMチワワみたいな目をして言ってきた。これがほんとのリア充ざまあｗｗｗｗｗｗｗ状態。

「え、キャンプ行く前の日に熱だしたの？なにお前小学生？」

「熱でたけど明日キャンプ行くっていったらおかんにクソ怒られた。１時間くらい全力で泣いてダダこねてみたけどだめだったわ」

「ほんとに小学生！！！」

姉も姉なら、妹も妹である。

馬と鹿の方がまだマシなんじゃないかおもうくらい姉妹揃ってなんかすごい馬鹿。わたしが馬であいつが鹿。うましか。