生から死までの哀愁はノスタルジー

それでも生きていかなくちゃ

潔癖症とかいう都市伝説

 

 

自慢じゃないけど、わたしの部屋はすごく汚い。全然掃除しない。部屋着とかも平気で2、3週間洗濯せずに同じTシャツとか着ちゃう。夏なのに。女子なのに。

潔癖症とか都市伝説だとおもうくらい、自分には全く無縁のものだとおもってた。

 

 

だけど、この仕事をはじめて3か月くらいが経って、手を洗う回数が異常に増えた。

手を洗う回数が増えただけで潔癖症といえるのかわからないけど、いままでのわたしからでは絶対に考えられないってくらい手を洗ってしまう。

 

お年寄りが多いっていうのが一番の理由だとおもうんだけど、お年寄りって、無意識に鼻ほじったりする。で、そのままその手でなんの躊躇もなくキーボード打ったりマウス握ったりする(鼻ほじるっていっても、さすがにガッツリほじってるわけじゃないけど。)。そしてわたしはそのマウスやキーボードを触れなければならない。

 

テキストも教室にあるものを貸し出してるから、たくさんの人が同じものを使う。共用のものなのに、指につばをつけてめくったりする(お年寄りだからそれもしかたのないことなのかもしれないけど。)そしてさらにそのつばがついた指でまたキーボードとかマウス触る。

潔癖とは真逆のわたしでも、「さすがにこれはちょっと無理だろうが・・・」っておもった。

 

まず朝、職場について手を洗う。

掃除して開店準備が終わってからまた手を洗う。

授業スタート。

12時になって1時間お昼休憩がある。すぐ手を洗う。お昼ごはんを食べて午後の授業が始まる直前にまた手を洗う。

16時まで授業をしてまた1時間休憩。手を洗う。

早番だと16時に仕事が終わる。だけど授業がないこの1時間休憩のあいだに勉強をしてからいつも帰ってる。勉強が終わって職場をでる前に最後、手を洗う。これで手洗い地獄がやっと終わる。

 

早番だと手洗い地獄は6回だけど、フル出勤の日だとさらにプラス2回追加されるから8回洗ってることになる。

 

ぶっちゃけ、この仕事する前は一日に1回手をちゃんと洗えばいい方なくらいだった。トイレ入っても、手に若干水がぴゃってつくくらいでとても洗ってるなんていえたもんじゃなかった。

なのにいまは手を洗うたびにハンドソープを使ってゴシゴシと何回も洗うもんだからわたしの手はすっかりカピカピで、いつも皮膚がつっぱってる。だけどハンドクリームをつけるという女子力はわたしにはない。

 

なのにまだ洗い足りないっておもっちゃう。

授業は1回1時間で区切られてるから、一時間おきに違う人がPCを触る。

 

もちろん、生徒さん全員が全員鼻ほじった指とかつばつけた指でPCを触ってるわけじゃないけど、それでも一時間に一回は手を洗いたい。

でも授業と授業の間に空き時間はこれっぽっちもないから、お昼休憩と夕方休憩まで我慢しなきゃいけないのがいますごくツライ。

 

電車のつり革とか、手すりとか、汚いなんておもったことなかったし、わたし自身が基本的に不潔だから、自分がこんな風に手洗いに憑りつかれるなんてほんとにビックリしてる。

 

オーナー先生(以下オナ先生)に「せんせー、キーボードとマウスやばいですよ。」っていうと「しってるよ」って返されて、「だから俺、帰るまえにPC全台のマウスとキーボード毎日アルコールで拭いてから帰ってるもん」っていった。

 

できることなら授業が1回終わったごとにアルコール除菌したい。時間的に無理なんだけど。無理なんだけど、それはわかってるんだけど、だけどわたしだってそんなの無理やっ・・・・!!

 

でもオナ先生はすごく綺麗好きで、結構マジで潔癖っぽいから、わたしよりも相当嫌だろうなぁっておもう。

だって、お昼ごはん食べるとき、自分がお昼に使う机だけアルコール除菌してるもん。わたし知ってるもん。

 

わたしは自分がお昼食べる机はアルコール除菌しなくても全然問題ないんだけど、だって別に机の上に食べ物が直に触れるわけじゃないし、わたしはただ、一時間毎に手を洗いたいだけなんだよ。それだけなんだよ。

 

 

自分の不潔さは棚にあげて、こんなこというのもどうかとおもうんですけどね。

 

いまも乾燥した手の皮膚がピリピリとして痛いです。

だけどハンドクリームは断固としてつけません。だってベタベタするじゃん