生から死までの哀愁はノスタルジー

それでも生きていかなくちゃ

今週のあかんダイジェスト。

 

 

太陽とアスファルトに挟まれて、途方もなく暑い道を今日もとぼとぼと歩いていた。急にふっと強い風が通り過ぎたと思ったら、突然、誰かがわたしの手をつかんで走り出した。

「どこにいくの」と聞くと「どこでもないどこかだよ」と彼は力なく笑って、走り出した足はびゅんびゅんとスピードを加速させてく。

 

「きみを誘拐しにきたんだ」

そんなような言葉が聞こえたとおもったら、意識が急に遠のいた。振り返った男の顔が、ほんの少し見えた気がした。わたしはいつの間にか意識がなくなっていて、気づいたら小さなアパートの一室にいた。

 

「ここはどこ」と聞くと「はじまりの場所だよ」といって頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。

 

「ここからまたはじめればいいよ。きみのことを誰もしらないこの町で、またここから、自分らしく生きてみればいい。きみの人生は、いつだってきみの自由だ」

 

「もう、もとの場所には絶対に帰らない」わたしがいうと、

「帰しはしないよ。僕はあの退屈で孤独な現実からきみをさらってきたんだから」

 

ひとつの涙がわたしのほほを伝うと、その涙を優しく拭ってくれた。

 

「つらかったね。いままで。長い間、待たせてごめん」

 

ああ、わたしは、ずっと長い間、この人のこの言葉を待っていた。

わたしのことを誰も知らないこの町で、『わたし』はまた生まれるのだ。きっと

 

*****haPPy eNd*******

 

 

 

 

 

とかいうような妄想を毎日しながらバスに揺られて仕事に行ってる。完全に頭が暑さにやられてる。現実逃避も甚だしい。

 

だけど、だけどね、誰かこんな風にすてきにわたしのことをさらってくれないかなぁっておもう。こんなふうに素敵に誘拐されたい。今ならなんの抵抗もなくついてゆくのに。今の生活になんの未練もなく、100%の力で新しい世界に飛び込んでゆくのに、なのに、誰も、わたしの手をつかんで走り出してくれない・・・・・あかん、これでは物語が一向にはじまらないではないか・・・・違うか、あかんのはわたしの脳内か・・・・・・・

 

だって、もう何も考えたくない。仕事のことも、将来のことも、お金のことも、税金のことも、年金のことも、老後のことも・・・考えれば考えるほどいろいろめんどくさくなって、悲しくなって、これから生きてゆく意味を猛スピードで失ってゆく・・・・もうまじであかん・・・いろいろあかん・・・・・!!

 

選挙カーが毎日毎日うるさくて『投票用紙には○○党の××とお書きください!お願いします!』とかいってんの。毎日毎日飽きもせずにそればっか。なんだよそれ。演説じゃなくてお願いじゃんそれ。やる気あんの?本気で日本変える気あんの?ねえだろ?市民バカにすんのもいい加減にしろよって毎日選挙カーにガン飛ばしながら出勤してる。あかん。

 

 

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この前仕事中に描いたミサカちゃん。ぜんぜん似てないけど。とくに前髪の感じが。

てかその前に仕事してない時点であかん。

 

 それとか立体機動で出勤する妄想とかもしちゃってる。しゅんっしゅんって。たくさん訓練すれば10分かかんないくらいで職場につけるとおもうんだ。すごい楽チンだし楽しいだろうなぁとおもう・・・けど・・・・・あかん・・・・立体機動そんな使い方したらあかんやん・・・・・・・

 

 

ミカサちゃんに駆逐されたい、そんなサマー。